伊豆稲取近海産「金目鯛」
伊豆の特産・名産として古くから定着しています『金目鯛』。
鮮やかな赤色、大きな黄金色に輝く目、小骨の少ない脂ののった肉厚な身、伊豆を代表する魚です。稲取ではお祭りやお祝いの席で真鯛に代わってお頭付の祝い魚として用いられています。
稲取近海産の金目鯛は、脂ののり、味ともに築地などの市場で高く評価され高級魚として取引されています。主に料亭や寿司店、ホテル・旅館などで使用されているため伊豆以外の店頭にはあまり出回りません。実際、伊豆の店頭に並ぶ金目鯛の産地も下田産、稲取産、伊東産などいろいろありますが、そのなかでも稲取産金目鯛はとても高価な魚となっています。
伊豆の地魚 〜伊豆は鮮魚の宝庫〜
- 伊豆では季節により多数の魚が水揚げされます。
金目鯛・ムツ・メダイは『伊豆の三大鮮魚』と言われています。
そのほかアジ・イワシ・イサキ・サバ・カンパチ・キントキ・ワカシ・イナダ・ハマチ・イシダイ・タイ・ブダイ・タチウオ・カツオ等あげたらキリが無いほど数多くの魚が水揚げされています。伊勢海老も日本有数の水揚げ高となっています。
金目鯛雑学
金目鯛ってどんな魚?
- 金目鯛って何科の魚? どんな魚?
- 金目鯛の大きさは?
- 金目鯛って寿命は?
- 金目鯛って海のどこにいるの?
- 金目鯛の旬は?
金目鯛は鯛がつくから“たい科”の仲間と思われますが“きんめたい科”に属する魚です。 黄金色の大きな目が『金目鯛』の名前の由来となっています。
大きいものになると全長50cm超える位に成長します。 (大金目鯛になると脂ののり、旨みが増し美味しいんですよ?!)
金目鯛は寿命が長く15年位のとても長生きな魚です。
水深300m?800mもの深海に生息しています。 稲取や下田の漁師は夜間に金目鯛が浮上するため夜に漁をします。
金目鯛は1年を通して水揚げされますが、特に冬(11月?4月)と夏(6月?) の産卵前が「旬」といわれています。
高タンパクで低カロリー!
- 稲取近海産金目鯛は脂ののりがよく、味も格別!
このように美味しさが数字で立証されています。また、栄養面では今注目されている活性酸素を抑制するアスタキサンチンやDHA・EPA、アラの部分にはコラーゲンがたくさん含まれています。
どんな金目鯛が美味しいの?
- 1尾のものは、形が丸みを帯び目は透き通っていて黄金色のもの。
- 切り身は、ツヤと透明感のあるもの。
- いずれも皮目の赤色が鮮やかなものが美味。
静岡県が日本一!
- 取扱総数 約2,663トン
- 静岡県産 約 977トン
- 千葉県産 約 517トン
- 神奈川県産 約 285トン
- その他 約 884トン
静岡県産は全体の37%を占めています。 東京都中央卸売市場の産地別取扱実績(2008年)より